ほんといろいろ。

小説の感想とその他いろいろ(音楽、映画、壁紙...)愚考録

できればそんなクリスマス。

クリスマスが今年もやってくる。以前は全く興味のなかった妻が、最近はクリスマスのワクワクを感じるようになったと話していて、どんな心境の変化かわからないがとにかく僕はそれを嬉しく感じている。数年前、「ゴッドファーザー1.2.3」を立て続けに観てクリ…

向こう側。

温泉旅行へ来ている。と言ってもご近所、花巻南温泉郷志戸平温泉である。盛岡に住んでいると、少し山の方へ向かって車を走らせればいくらでも温泉があって、北東北の極寒の冬からささやかに逃避することができるのである。温泉に浸かりながら外の雪景色を眺…

一瞬間の気まぐれ。

冬生まれのくせに冬は苦手である。出来ることなら雪の降らない南国へと引っ越したい。まったく岩手の冬は寒い。初雪に歓喜したあの純真さはどこへ行ったのだろう。先日ケストナーの『飛ぶ教室』を読んで、少しだけ冬の、というかクリスマスのワクワク感とい…

気持ちのいい朝。

岩手山もすっかり雪化粧。今朝は晴天、稜線もくっきり気持ちいい。先日から八幡平市の現場。降り積もった雪も一旦溶けて、とりあえず一安心。 とまあ、こんな簡単な日記のようなものをたまには書いてみる。 海外文学メモのようなブログを新たに始めることに…

戦争かそれ以前か『悪童日記』アゴタ・クリストフ

とある戦争の最中、<大きな町>から<小さな町>へと疎開してきた双子の秘密のハードボイルド日記。無感情から生まれるエモーション。とても刺激的な読書体験を味わうことができる。これは読んでおいて損はない小説である。 戦争が激しさを増し、双子の「ぼくら…