ほんといろいろ。

小説の感想とその他いろいろ(音楽、映画、壁紙...)愚考録

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

平成と令和の狭間の夫婦のカタチ

『晴耕雨読』。これが僕の理想であって、ということはつまり、雨の降っている今日は働かず本を読まねばならない。でも働かなければ現場は終わらない、となればせめて休憩時間くらい本を読もうか、ということになる。となると、それは普段と変わらないわけで…

マリゾーカフェで夕食を、そして昼食も。

昨日から大船渡(岩手県沿岸部)の現場に来ている。大船渡と言えば、野球に興味のある方ならご存知であろう、大船渡高校の佐々木くん。高校生で、驚異の163キロを計測した(スピードガンの誤作動?)。 彼の通う大船渡高校のすぐ下(校舎は小高い丘の上に建ってい…

偶然の記憶はニューヨーク

一度だけニューヨークへ行ったことがある。それは妻との新婚旅行だったのだけれども、お互い自由奔放な性格だということもあって、別行動も多かった(喧嘩したわけでは全くない)。いわゆる観光名所とかいう場所にも勿論行ったのだけれども、まあどちらかと言…

なるべく身軽にアーウィン・ショー

最近、夜眠る前に文章を書くのが日課になっている。特にそうしようと意識しているわけではないけれども、この時間帯(23〜24時)になると何となくそういう流れになる。とか言ってしまうと、明日からは意識してしまうことになりかねないので、やっぱり前言撤回…

愚痴はカズオ・イシグロへ、そしてロス・マクドナルドで眠る

知り合いの職人さんの手伝いで、僕は今仙台に来ている。今日明日の予定なので、今夜はビジネスホテルに宿泊(このブログはそこで書いている)。 その現場は、僕らクロス職人にとってこれ以上ないであろうくらい酷い。大抵の仕事には期限というものがあるけれど…

鹿に感謝したらヴォネガット

今日は鹿に出会った。勿論野生の鹿で、岩手県の内陸部と沿岸部を頻繁に行き来する僕にとって、それは特に珍しいことではないのだけれども、今日の鹿は道路の真ん中に堂々と立ち(いつもの彼らは路肩にいた)、完全によそ見をしていて、危なく轢きそうになった…

記憶と未来の間のティム・オブライエン

記憶というのはとても曖昧で不確かなもののような気がするけれど、それでも人は記憶を頼りに未来へと向かう。それすることしか出来ないのかもしれないし、そうではないかもしれない。よく分からない。 そんなことを考えていたら(書いていたら)、妻は「シイタ…

オレンジジュース

仕事のスケジュールというのは、いつもうまくいくものではなくて、どうしても時間を持て余してしまうということが起こる。まさに今日はそれで、この広い岩手県の中でひとつの市、しかもほぼ同じ町内の現場なのに、10時と13時の約束。どちらも小一時間で終わ…

徹頭徹尾な支離滅裂

一般人の日記なんかに誰も興味なんかない、なんてよく言うけれども、全くそんな事はなくて、そんな中にもとても興味深いものも沢山ある。自分の書いたものがそうなるとは思わないけれども(期待はする)、それなりに長いことブログをやってきて、そろそろそう…

創造は模倣からはじまる

多分そうなんだろうと思った。というかそうであってほしかったとも言える。結果そうであったことにカタルシス。 翻訳家の柴田元幸さん責任編集の『MONKY』という文芸雑誌がある。仕事の休憩中に僕が読んでいたのは、その「vol.6」。2015.summer/fall、という…

ただのメモにすぎないのかもしれないブログ

確か「着想を捕まえる網」というのが円城塔さんの『道化師の蝶』という小説に出てきたと思うんだけれども、まあそれはともかく、着想というのはいつ何時やってくるのか分かったものではなくて、それを逃さず捕まえておくというのはとても難しい。 だから、あ…

春の意欲

近頃どうにも意欲というものが、何に対しても湧いてこないと感じている。それは勿論言うまでもなくもう絶対に春のせいなのだけれども、とは言えそう安直に決めつけるのもどうかと思いもする。確かに随所に春を感じる何かを見つけることはできる。例えば、ふ…

メタブログ的『ムーンパレス』論を書くための序文になりきれない雑文

やはり面白いです『ムーンパレス』 やっぱり好きです『ムーンパレス』 4月に入り、冬に逆戻り。 やはり面白いです『ムーンパレス』 そうなんです、僕は『ムーンパレス』を再読したのです。ムーンパレスというのはこの小説に出てくる中華料理屋さんの名前なの…